発声練習の意味

発声練習の意味は「大きな声が出せるようにする」「心地よい声を出せるようにする」「用途に合わせて声を使い分けられるようにする」の3つです。


①大きな声を出せるようにする
単純に大きな音が必要なだけならマイクを使えば十分なのですが、マイクを使わずに大きい声が出せるようになると、表現の幅が広がります。
表現の幅が広がるという事は、役者としての伸びしろが増えるという事です。

②心地よい声を出せるようにする
大きいだけの声はただの騒音なので、聞いている人を不快にさせてしまいます。
きちんとした発声練習によって鍛えられた声は、人に心地よさを与える事が出来ます。

③用途に合わせて声を使い分けられるようにする
正しい発声を身につけると、喉に負担をかけずに色々な声を出せるようになります。
色々な声が出せるというのは、それだけ表現の幅が広がるという事です。


文化祭で主役をやって「あの子、上手いね」と言われるレベルを70点とするならば、発声練習が真価を発揮するのは300点位のレベルになってからです。

ですので、最終目標が300点以下の人は発声練習をしなくても特に問題はありません。
問題があるとすれば「せっかくここまでのレベルになったのだから、もう少し上を目指したい」と思った時に伸びしろが無い事位でしょうか。

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