アウトプットの沼

インプット:アウトプットの割合が2:8や1:9といった感じで極端にアウトプットに偏ってしまった場合、いくら練習しても上手くならない沼にハマってしまいます。

ブルーピリオド(アフタヌーンコミックス)1巻より


この沼にハマってしまう人には

  1. 本人がアウトプットに偏っている自覚が無い
  2. 「インプットよりもアウトプットの方が大事」という素人の浅知恵を信じている
  3. 「アウトプットよりもインプットの方が大事」と頭では分かっていても、ついインプットの方を優先してしまう

という3つのパターンがあります。


①②の場合はアウトプットに偏っている事が自分の上達を妨げる要因になっている事を自覚出来ていない事が原因なので、これを自覚した時点で問題が解決します。

筆者は②のパターンでこの沼にハマりました。
「アウトプットよりもインプットの方が大事」という話は何度か聞いていたはずなのですが、心に届いていなかったのです。
何年か経った後、アウトプットだけをし続けた人間ときちんとインプットをした人間との圧倒的な実力差を見せつけられて、ようやく自覚出来ました。

③の場合に関しては、一時的にインプットを全無視して思う存分アウトプットの訓練をする問題解決法もあります。
「アウトプットよりもインプットの方が大事」と頭では分かっているので、アウトプットのスキルが一定の水準に達する事によってアウトプットに対する執着が無くなり、自然にインプット重視のスタイルになるのです。
長い目で見れば、アウトプットへの未練を残したまま中途半端な気持ちでインプット重視のスタイルでいるよりも良い学びが出来るでしょう。